インプラントについてのご質問
痛みが非常に苦手です。インプラントの手術中は全身麻酔ができますか?
基本的には局所麻酔を行います。意識もあります。 手術に恐怖感のある方の場合には、全身麻酔に近い静脈内沈静法を使うこともあります。
インプラント治療の回数と期間はどれくらいですか?
ご症状により、治療の期間と回数は異なります。骨の状態が良好で、再生治療の必要がなければ比較的短期間で治療が終了します。
人と会うことが多いです。インプラント治療期間中は歯がないままですか?
入れ歯をお使いだった方の場合は、入れ歯を少々作り直して治癒期間中も使うことができます。
その他にも、仮歯がありますのでインプラントの治療中でも日常生活には支障がありません。
骨粗しょう症といわれました。インプラント治療を受けられますか?
骨粗しょう症は、骨密度が低く骨がもろい状態です。
骨密度の数値が極端に低下していなければ、インプラント治療可能です。
インプラントはどれくらい持ちますか?
インプラントそのものは半永久的ですが、注意が必要なのはインプラント周辺の歯周組織やかみあわせの状態です。
定期検診(メンテナンス)をきちんと受診していれば、長く快適に使うことができます。
なお、インプラントの最初の患者さんは40年近くたった今でも正常に機能しています。
インプラントの手術の時間はどれくらいですか?
埋入する本数によって異なりますが、30分から60分くらいです。
埋入手術と骨の再生治療を同時に行う場合は、60分から90分ほどかかります。入院はありません。
周囲の歯が悪くなったときに影響はありますか?
ブリッジや入れ歯は周囲の歯(特に土台の歯)が悪くなったときに作り直す必要がありますが、インプラントは周囲の歯が虫歯になったり抜歯をしても作り直す必要はありません。
しかし、周囲の歯周組織が歯周病(歯槽膿漏)にかかっている場合は、 (天然の歯と同様に)インプラントの安定性に問題が生じます。
しかし定期検診(メンテナンス)を受診していれば、早期発見・早期治療が可能なので、インプラントの脱落を防ぐことができます。
インプラントにはいくつかの種類があると聞きます。それぞれの違いは?
現在数十種類のインプラントシステムが存在します。
国内外で最もシェアのあるインプラントは、長年の臨床データと信頼性があります。
インプラント治療後は特別なケアが必要ですか?
日常生活のケアは、天然の歯と変わりません。
しかし、歯を失った原因が虫歯や歯周病の方は、通常のブラッシング方法やブラッシング習慣に問題があることが多いので、衛生士の方にブラッシング指導を受けることをお勧めします。
骨の再生治療は痛いですか?
麻酔下で治療するので無痛です。インプラントの埋入手術単体よりも外科的侵襲が大きいので、手術後2日ほど腫れや疼痛が残ることがあります。しかし、親知らずの抜歯ほどに腫れることはありません。